UX Writing概要レポート//UX Writing×All Turtles

オールタートルズさんが主催してくださった
「シリコンバレーのUXライターが語る、UXライティングの重要性」というイベントに参加させていただきました!(2018年7月12日開催)

All TurtlesはEvernoteの共同創業者で元CEOであるPhil Libin氏が設立した、スタートアップ支援スタジオです。
現在、ピカピカの丸の内のwe workに入っています。

はじめにPhil Libin氏のご挨拶があり、
そのあとJessicaさんのお話になりました^^

オールタートルズのジェシカさんとは?

ジェシカさん(Jessica Collier:twitter)は
現在UXライターとしてチームを持って活動しています。

バックグラウンドとしては大学で英文学を学んでいて、
ライティングについて教鞭をとったこともあるとのこと。
2014年にevernoteに入社し、そこで初めてUX Writerになったそう。

エマーソンなんちゃら・・・と会場で話していましたがこの記事が有名だからですね^^
Our Narratives, Ourselves/Jessica Collier

今でこそUX Writingは認知が広まってきましたが、
これまでは”プロダクトライティング”とか呼ばれていたりしていました。

「私が知る中で最も古い人は2012年にpaypalで働いていた方なのですが
彼女は「コンテンツストラテジスト」という名前で働いていました。
ここ5〜6年でUX Writerという職種は広まってきたのです。」

とのこと。paypalが早かったんですね・・・意外!

UX Writerは近頃のシリコンバレーのスタートアップには欠かせない存在となっており、Dropbox, Facebook, Airbnb, Pinterest, Google, Spotify, 18Fを始めとして中規模以上のテックカンパニーはこのような職種のポジションの人が働いているようです。

非常に優秀なUX Writerと紹介されていたのは
Lisa Sanchezさん
What is UX Writing?という記事を書かれてます。

UX Writerに必要なスキルとは?

JessicaさんはUX Writerに必要なスキルとして以下の3点をあげてました。

・言語学
・プロダクトデザインプロセス、UXルールの理解
・問題解決に取り組む姿勢

ワード選出に価値を見出すためにも言語学の知見はマストであるようです。

ちなみにUX Writingというのはどこかに籠って何かするという”ライター”のイメージとは異なり、デザイナーさんやプロダクトに関わる人たちと話しながら進めて行く感じです。

 

UXライティング概要

だいたいイメージが湧いてきたと思いますが、
全てのITのプロダクトにはワードがたくさんあるんです。

例えばドロップボックスにも「27000文字」のワードが使われています。
そしてワードによってプロダクトは良くなるし、悪くなるのです
このワードでの体験をデザインするのがUX Writerです。

UX Writingというのはプロダクトとユーザーのコミュニケーションをデザインする行為

↑↑↑↑この表現は非常にわかりやすいなぁと思いました。
だからこそローカライゼーションや多言語化をする際にも非常に重要なのです。

UXライティングの仕事はほとんど調査と検証

ちなみにUX Writingでは9割が意図で、1割が言葉なのです。
その言葉そのものよりも意図が大事なのです。

普段だと「結果」が出やすいものじゃないと「仕事なのに何やってたの?」と
なりがちですが、見えないところをデザインするのも非常に重要な仕事ですよね。これはITプロダクトが盛んじゃないと生まれない仕事カモ〜と思いました^^;

 

UXライターがいるべき理由

例えばプロダクトを作る際、熱がこもっているので
「オリジナルの言葉を入れよう!」とか
「かっこいい言葉を使おうぜ」という動きになりがちです。

しかしながら、UXライティングでは誰にでも使いやすいものを作るために
ワードを選ぶのです。あくまでユーザーファースト!

わかりやすく作るというのは実は工夫がいるもの・・・。

少しでも意識すると気づくのですが、
「洗練されているときに我々は意識せずに製品を使うのです。
これこそUX Writingの醍醐味」とおっしゃっていました。

 

UX Writingのコツ10

1. lorem Ipsamをなくす
→ 自分で考えてみる。sketchなどをして練習する

2.下書き・設計・修正の繰り返し
→ひたすら!

3.既存の言葉を使う
→ユーザーの生活にナチュラルに入り込めるようなワードチョイス

4.固有名詞の使いすぎを避ける
→プロダクトを使う際に学ぶことが必要になるとストレスになるため


5.わかりやすく正確に行動できるように設計する
→ディテールがデザインを作る

6.ユーザーの話を聞く/ UXテストをする
→ユーザーの普段の言語範囲を知る、テストを繰り返す

7.カスタマーサポートチームと話す
→クレームのネタが知ってるから

8.シリコンバレーではWebでは文字を見ていない
→目的を達成するためにユーザーはwebを開いているので
できるだけ目的をスムーズに解決してもらうように設計する。
様々な認識レベルのユーザーが来るため、必要のないものは都度開示にする

9.形を機能に従わせる
→Form follows Function、表現方法は言葉がいい時もあればヴィジュアルが良い時もある。

10.用語リストを管理する
→Sign InなのかLoginなのか?職場環境にもUX!

 

UXライティングの悪い実例集

エラーメッセージの悪い例をいくつかみんなで見ました。

言葉の繰り返し、伝わりずらさ、簡潔でないワードチョイス

いい例と悪い例をみるのは良い勉強になりますよね^^

イノベーションの場面で、
ユーザーファーストすぎると説明的すぎて面白くなかったりするんですよね。

あくまで「メインターゲットに使いやすく!」がモットーです。

あと「Oops!」とか使うインターフェイスが多いですよね。
Google Docsとかは確かにかなりラフな感じです。
ユーザーに罪悪感を感じさせないワードチョイスも大事!

Gmailのエラーメッセージ

 

Jesicaさん思うUI/UXがよくできてるアプリはこちら↓↓↓↓

・headspace App(2014年くらいから流行ってる瞑想用アプリです)

 


以下オススメの書籍やリンクなど

Books & Articles

・Nicely Said: Writing for the Web with Style and Purpose (Voices That Matter)【BOOK】

How to design words @John Saito

・Product content at each stage of a project  @Biz Sanford

・UX writing: A lesson in letting words go @Becky Hirsch

・What is UX Writing?@Lisa Sanchez

Our Narratives, Ourselves @Jessica Collier

How to design words

Google’s Material Design

Shopify’s Polaris

Design Systems

Mailchimp’s Voice and Tone

Mailchimp’s Content Style Guide

Google’s Developer Documentation Style Guide

Tuts+ Style Guide

Drupal’s Contents Style Guide

 

 

 

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