フランス

1730年創業!パリ最古のパティスリー「Stohrer ストレー」に行ってきた

パリ最古のパティスリー!

…名前からして興味湧いちゃいますよね。「ババ」というブリオッシュにカスタード入れてラム酒をかけたお菓子が生まれたのがここ、「ストーレー」です。

Le Halles(レ・アール)という駅から少し歩くと着きます。お店がちっちゃくてかわいい商店街エリア。どのお店も天井からしてアンティーク。

このごちゃごちゃしてるけどなんかバランス取れちゃってる感じがパリって感じがします。

サンノトーレを食す

今回はサンノトーレ(6.10€/793円 )をいただきました。

フランスのケーキ、美味しいんでしょ!?って思われるかもしれませんが、基本的には日本のやつよりも甘くて濃厚って感じです。一口食べて、あ、無理だって思うのにたまに出くわします。

例えるとすれば、
フランスのケーキって「大胆な波」を感じます。このサンノトーレとかはこのキャラメルの分厚さとか、普通の日本人が食べると「なぜこんなに砂糖を!!」って思うかもしれません。フランス料理見てると「なぜこんなにバターを!!」って思うのと同じです。

大胆なんですよね。

でもこのキャラメルが、ここはすごく上手!
おそらく独自性なのでしょう。

サンノトーレというケーキを分解するとこんな感じです。

・生クリームの軽さとバニラ香
・重く甘くねっとりとしたカスタード
・シュー生地の軽さ
・キャラメルの食感とかみごたえのある硬さ
・苦味が出るほどにしっかり焼いた底のパイ生地

このバランスがサンノトーレなんです。そう思うとここのサンノトーレは見事にクラシックな王道を示してるなぁって感じですね。フランス人は「王道好き」でもあります。その分モダンも好きですけどね 

私的にはカスタードが惜しかったです。私は「好きなカスタード」のイメージが明確にあるためでしょうね。しかし、ここまでカスタードが濃く固くないとバランスが取れないのでメリハリがつかないのかなとも思います。

パリのケーキどれが美味しい?って難しい

実は「パリのケーキ、どこが美味しいですかぁ?」という質問にマジで答えられないんです。個性が強いからこそ、作者の意図も方向性もわかる。その上で「聞いてきたあなたはどんなのが好きなの?」というのが前提にくるんです。

あとはシェフが変わると、レストランの味が変わるんです。
なんとも言えないんですよね><。ほんと、行き当たり当たりばったりです。

ホテルのケーキとかが安定的に美味しいですがドリンクとセットで3250円(25€)とかになるんでそりゃ外れないし外したくないでしょって思いますw

というわけでストレーでした^^