文字より多くを語るのが写真、特に写真はブランディングの上で重要なものとなります。
素材を使うのは必要最小限、できるだけご自身の写真を使うことをおすすめします。
ただ、自分の写真を撮って、素人臭さ満点でかっこよくないものになってしまっては本末転倒!予算に応じて、周りの写真がうまい友人やプロのカメラマン、セミプロのカメラマンを雇うなどして工夫をしましょう。
デザインにおける写真の役割
デザインにおいて写真はどんな役割を担うのでしょうか、役割のいくつかをご紹介します。「なんとなく」わかっていても文章になっているとまた違いますよね。
特に昨今はinstagramの世界観づくりなども大事になってきますよね。
ヴィジュアルの重要性が非常に信用につながってきている時代だなと思います。
①伝えたいことを強める効果
写真を用いることで、より強くプロダクトの印象づけができたり、メッセージを伝えることができます。より直接的で具体的なメッセージを伝えるためにイメージがあった方がいいのです。
②文字情報を補助する効果
どんなにいい商品でも全くイメージが湧かないと意味がないですよね。文字だけでは伝わりにくいことを写真を用いることで伝えることができます。文字と写真の両方があってこそ多くが伝わります。もちろん動画などもあると良いのですが、まずは写真ですね。
③シーン・雰囲気を意識させる効果
人物や場所などの状況を写真で示すことができ、具体的なシーンや雰囲気を感じさせることができます。まさに共感を作るためのものになります。そのプロダクトがどういうシーンで使われるのか?などのイメージを補強することが大事です。
3.写真の活用の例
では実際にどのように写真が活用されているのか、例を交えて紹介します。
Webサイトのファーストビュー
そのサイトが扱うもののイメージを最初に伝えるための写真です。企業サイトであれば企業のイメージやブランド、商品そのもののイメージなどが挙げられます。
企業はこの写真一枚に200万円くらい予算を使うこともあります。
たかが1枚の写真、されど写真。
どこにお金をかけるか?を考えるのも戦略です。
商品・サービスを使っているときのイメージ画像
商品やサービスを使っている様子の写真です。実際にどんなふうに商品やサービスを使うのか、またその効果はどのようなものなのかを写真で提示することにより、見た人に利用したときのイメージを強く持ってもらうことができます。
参考:スマートフォン用アプリケーション「ANA」 | ANA
参考:【公式】こどもちゃれんじ|しまじろう|ベネッセコーポレーション
写真を活用する際に気をつけること
写真を活用する際にどんなことに注意したら良いかをお伝えしておきます。
著作権について理解しておく
他の人が撮った写真は基本的には使ってはいけません。なので通常、アマナイメージさんとかから写真を購入して使ったりします。ですが、今時はたくさんいいサイトがありますので、どうしても必要というときでなければ写真は購入しなくても大丈夫です。
私も実際ほとんど写真を購入するということをしたことはありません。必要なときは購入しますけどね! ※企業様から買ってくださいと指示があるときはあります。
写真で伝えたいことを明確にする
写真を使って何を伝えたいのかは事前に明確にしておきましょう。
曖昧なままで選んでしまうと、ブランド性がズレを生んでしまいます。
最終的には伝わらない物が出来上がってしまいます。
しっかりおさえておきましょう。
写真内の情報を整える
写真はとても情報量の多い媒体です。できるだけ余分の情報がないシンプルなものを選ぶようにしましょう。余計な情報が入ってしまうとブランドがずれてしまいますのでノイズを除去することを心がけてください。必要に応じて写真の切り抜き(トリミング)や色調の補正等を行い、伝えたい情報に注目してもらえる工夫をしましょう。
まとめ
今回は写真についてお話ししました。以下のことに気をつけて写真を活用してくださいね。活用や編集のテクニックについては別途でお伝えします。
- 写真は可能な限り自分で撮ったオリジナルを使う
- 伝えたいメッセージを補強するのが写真
- ファーストビューは非常に大切!
- 著作権について理解しておくこと
- 写真で伝えたいことは明確にしておく
- 無駄な情報はノイズになるので載せない