デザインの対象物とそれぞれの特性

1.よくデザインされる対象物の種類

皆さんがこれからデザインしたいと思っているものは、以下のものではないでしょうか?
本サイトではそれぞれが作れるようになるように教材を設計しております。

  • 名刺
  • チラシ
  • パンフレット
  • 招待状/封筒
  • パッケージデザイン
  • Webサイト / ランディングページ
  • バナー
  • 広告
  • ロゴ
  • 動画 / 写真

etc…

すぐに思いつくものを羅列してみるだけでもこのように多くの種類があります。そもそも、デザインできないものなど無く、世の中にある人工物はすべてデザインすることができます。
デザインを学びながら「自分はどんなモノをデザインしたいのか」考えると、自身としての目指す道が自ずと開けてくるかもしれません。

デザインするものによって様々な特性がありますが、ここでは主に上記のものを2つに分類して紹介します。

  • 紙媒体
  • デジタル媒体

2.紙媒体

紙媒体とは、名刺やチラシ、パンフレットなど、リアルの場において紙として配布・設置されるもののことです。今までは私もこのオーダーが多かったです。とはいえ、ショップには必ずショップカードが未だ存在するように、紙というものも非常に重要です。

紙媒体の例

  • 名刺:会社や氏名、連絡先の提示
  • チラシ:特定のキャンペーンの訴求(比較的短期の利用)
  • パンフレット:商品や会社の概要の説明(比較的長期の利用)
  • 店頭POP:商品の補足説明や消費者の惹きつけ

紙媒体の特徴・特性

紙の特性は、直接手に触れられることです。配布される際に、紙の質感や色味を自身で調整することができます。

特徴としては、サイズが予め厳格であるという点です。そのため、デジタル媒体に比べ、限られた範囲で情報を効果的に配置していくことが求められます。また、静止画ですので、躍動感などを演出する際もいかに静止画で表現するかを工夫することが大切です。

3.デジタル媒体

デジタル媒体とは、Webサイトを始めとした、デジタルを介して利用者に情報を表示する媒体のことを指します。

デジタル媒体の例

  • Webサイト(PC/スマホ): インターネット上での情報の提供
  • 動画広告(タクシー内、インスタグラム内など)

デジタル媒体の特徴・特性

大きな特徴としては、アニメーションなどの表示ができる点、サイズが比較的自由である点です。WebサイトであればJavaScriptやCSSアニメーションを用いれば動きを付けられますし、表示を一定期間で変えられたり、縦方向に縛りがなかったりするので、情報量をある程度自由に決めることができるということです。

しかしながら、表示端末やインターネットの速度によっては「重い」「色が見にくい」などといったケースがありますので、ターゲットユーザー次第ではこの点を留意する必要があります。